恋わずらいのエリー〈43話〉最新話のネタバレ感想1月24日発売デザート3月号の最新刊が無料で読める！

○｡:+最新話のネタバレ+:｡○恋わずらいのエリー
〈43話〉

オミのコンテストと体育祭の日程が被っていた

これまで体育祭の実行委員会として準備してきたエリーにとって体育祭への思いは誰よりも熱い

けれどオミの応援に行けないのももどかしい

レオからは無理せず辞退を勧められたオミだったがなんとしても優勝して二人の夢を叶えたいと決めている

それは副賞で東京ニャンコランドでデートしてその夜はホテルで…
というもの

エリーはそこまで本気で叶えようとしてくれていることに感極まった

雨の中での作業を終えた一行は学校のシャワー室へ向かう
そんな中帰ろうとする要から無事に解決してよかったと声をかけられたエリー

大会公式アカウントが謝罪文を出したことであのSNSの炎上は抑えられた
最初こそみんな戸惑っていたものの今ではオミ推しが増えている

安心したのもつかの間オミの優勝が見れなくて残念だと言う要の一言でエリーは現実に戻された

──────シャワー室の順番が回ってきたエリーと紗羅だったがシャンプーが切れていると言われ既に誰もいない男子側から拝借することに

紗羅が行くとまだオミとレオがこれから使用するところだった

事情を知ったレオは男もののシャンプーなんて使ったら綺麗な紗羅の髪がギシギシになってしまうと友達に借りに二人で出ていってしまう

残されたエリーが先に準備していると隅の方に置かれたシャンプーを発見
紗羅を探しに男子側に入るとそこには全裸のオミがいた

悲鳴にならない悲鳴をあげるオミ
ついにここまできたかとエリーを責めるがいざ見られたと分かるととてつもなく繊細な心が折れた

オミにだけ恥ずかしい思いはさせられないとエリーは咄嗟に脱ぎ始める

慌ててそれを制するオミだが見るだけでは止められなくなるからとエリーの手を抑える
止めないでと抱きつくエリーにオミは優しくキスをして服の中へと侵入する

妄想みたいにロマンチックじゃなくていい
ニャンコランドじゃなくてもオミとなら…

そう言いかけたときオミはエリーに服を被せ後で話そうと謝るのだった

───────

女子のシャワー室に戻ったエリー
そこには既に紗羅が戻ってきていた

エリーの脱け殻を見て驚く紗羅

やってしまった
オミとならその辺の草むらでもいいからしたい的な言い方をしてしまったと後悔している

シャワーから出ると紗羅はレオと帰っていく
オミはコンテストの応援に女子たちに囲まれていた

やはり様子がおかしいエリーの表情に気付きつつもオミは行きたいところがあると言ってエリーを連れ出す

連れてこられた先は神社だった
コンテストの必勝祈願だと理解したエリーはオミにならって手を併せる

しかしなぜオミがここへ連れてきたのか考えが読めないエリーはただ不安になっていた

そのことを切り出そうとしたときオミが口を開く──────

さっきのシャワー室で言われた言葉を嬉しかったと言ってくれるオミ
コンテストで優勝してエリーをニャンコランドに連れていきたいというおもいは本気だった

けれど今はそれだけではなくて自分のためでもあると話すオミ
テニスからも人間関係からも逃げる冷たい人間なんだと自分を卑下してきたオミにとってそうじゃないと思わせてくれたエリーに堂々と向かいあえる男でありたいと思っている

こんなことに拘ってごめんと謝るオミの手を強く握りそのカッコ良さをひしひしと感じた

舞台すれ違うことがないように全てを話してくれたオミ
エリーはそれだけで嬉しかった

だから一生懸命金を費やして必勝祈願したがこの神社はなんと縁結びの神様だった

エリーと仲直りできたことで絆もしっかり結んでおきたかったと顔を赤らめるオミ
その破壊的な可愛さにエリーは鼻血が出そうだった

────────

コンテストと体育祭の前日

放課後に明日の体育祭に向けての決起集会が行われた

みんなが盛り上がる中にオミの姿はない

新幹線に乗り込むオミへエリーはひとり片隅でメールを送る

それは応援のためのものでもありホテルにバスローブがあればあわよくば写真がほしいという願いだった